夏場のエアコン、適切に利用できていますか？

暑さ対策や熱中症予防にエアコンを利用されている方が殆どだと思いますが、

エアコンつけすぎによる冷房病にも注意が必要です。

⚪︎冷房病とは

急激な気温差によって自律神経に異常をきたす状態を指します。

自律神経の異常により体温調節がうまくいかなくなり、手足の冷えや倦怠感、肩こりや腰痛、頭痛などの症状が出現します。症状が進行すると食欲不振や胃腸障害、不眠を招きます。また、室内の空気が乾燥すると同時に鼻粘膜や気道粘膜が乾燥し鼻汁、咳嗽など風邪に類似した症状が出現することもあります。

※自律神経とは

身体の血流を調整しているのみならず、胃腸の蠕動運動機能やホルモン分泌調整　などを司っている。

⚪︎冷房病を予防するには

①エアコンの温度設定を適正に保つ

・標準的な至適温度は25〜28度といわれています

②エアコンの風が直接肌に当たらないようにする

・肌に直接あたると体温が急激に奪われてしまいます

・風向きを調整し風が肌に当たらないようにしましょう

③空気を乾燥しすぎないようにしましょう

・クーラーをつけて寝る場合は、乾燥予防にマスクを装着

・枕元などに濡れタオルを干す

④服装で体温調節をしましょう

・カーディガンなどの羽織物で直接肌に風が当たらないようにしましょう

　特に冷えやすい足元、腹部を温めるためにレッグウォーマーや腹巻きをするのも　オススメです

⑤生活習慣に気をつけましょう

・日頃から汗をかきやすい体に整えておきましょう

・水分補給をしながら適度な運動を行い発汗することも大切です

　また、内臓を冷やさないよう温かい物を摂取しましょう

・入浴の際は39度程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう

・時々ストレッチをして血の巡りを良くしましょう